SERVICES
診療案内
「咳がなかなか止まらない」「息苦しさや息切れがある」「胸の痛みが気になる」といった症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。呼吸器内科では、かぜや肺炎、気管支炎などの急性疾患から、気管支喘息や肺気腫といった慢性疾患まで、あらゆる呼吸器疾患に対応しています。
気管支喘息は、気道が炎症によって狭く過敏になり、発作的に呼吸が苦しくなる病気です。夜中や早朝に症状が出やすく、特に、眠っている間や明け方に咳や息苦しさが出やすいのが特徴です。発作的にゼーゼーやヒューヒューという音(喘鳴:ぜんめい)とともに咳や痰が出て息が苦しくなり、息切れや胸の圧迫感を伴うこともあります。
肺気腫は、主に喫煙が原因で引き起こされる慢性の呼吸器疾患です。進行はゆるやかですが、数ヶ月から数年かけて少しずつ症状が悪化していく傾向があります。 代表的な症状には、動作時の息切れや、長引く咳・痰などがあげられます。「風邪がなかなか治らない」といった症状が続く場合は、肺気腫の可能性もあります。
深く息を吐いて、喘息の原因となる気道炎症の程度を、その場で確認できる検査機器です。 この検査は、喘息の診断や治療中の経過確認に非常に有用です。 呼気一酸化窒素の数値が24ppbまでの場合は「コントロール良好」、25ppbを上回ると「コントロールもう一歩」と判断しています。
スパイロメトリー(呼吸機能検査)は、息を大きく吸って吐く動作を繰り返しながら、肺の機能を測定する検査です。肺活量などの測定結果から、肺の疾患を早期に発見することができます。気管支喘息や気管支拡張症をはじめ、肺結核、肺線維症などの疾患の診断にも役立ちます。
総合呼吸抵抗装置(モストグラフ)は、息をしているときの「空気の通りやすさ(呼吸抵抗)」を測定する検査です。肺や気道の状態を詳しく調べることができ、喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの早期発見や経過観察に役立ちます。マウスピースをくわえて、リラックスしたまま呼吸をするだけで行うため、息を強く吸ったり吐いたりする必要がありません。そのため、シニアの方や小さなお子さまでも安心して受けていただけます。
咳喘息は、長引く咳が主な症状の気管・気管支の疾患です。気道が過敏な状態になっており、ハウスダストや花粉、タバコの煙、寒冷刺激、会話、運動などが引き金となって、乾いた咳が続きます。 かぜが治った後も咳だけが続く場合は、咳喘息の可能性があります。適切な治療をせずに放置すると、約30%の症例で気管支喘息へと移行することが知られており、早期の診断と治療が重要です。
咳が8週間以上続く場合、「長引く咳」と診断されます。 原因としては、咳喘息、アトピー咳嗽(アレルギー反応による慢性的な咳)、胃食道逆流症、ストレスなどが考えられます。 問診を丁寧に行い、咳の原因を詳しく分析した上で、必要に応じて検査を実施し、適切な診断と治療を進めます。また、喘息やアレルギーの検査も当院で受けることが可能です。
肺炎は感染症の一種で、治療せずに放置すると、膿がたまる「肺化膿症」や、感染が周囲に広がる「胸膜炎」へと進行することがあります。 また、アレルギーや膠原病(自己免疫疾患)などが原因となる「間質性肺炎」と呼ばれる特殊なタイプの肺炎もあり、適切な診断と治療が欠かせません。 肺炎が疑われる症状がある場合は、できるだけ早めにご受診ください。
たばこをやめたいと考えている方を対象に、医師がサポートする医療プログラムです。喫煙は、肺や心臓の病気をはじめとする多くの健康リスクと関係しており、禁煙することは健康への大きな一歩となります。 当院では、禁煙補助薬の処方や生活習慣へのアドバイスを通じて、無理のない禁煙をお手伝いします。お一人で悩まず、まずはご相談ください。
眠っている間に呼吸が何度も止まる病気で、10秒以上呼吸が止まる「無呼吸」の状態が、1時間に5回以上、または7時間の睡眠中に30回以上ある場合に診断されます。十分に眠っているはずなのに日中の眠気が取れない、いびきが大きい、寝ているのに疲れが取れないといった症状が見られます。 治療には、鼻に装着したマスクから空気を送り、気道を広げて呼吸を安定させる「CPAP(シーパップ)療法」が用いられます。継続することで、睡眠の質の改善や日中の眠気の軽減が期待できます。
咳・喉の痛み・発熱などのかぜ症状 をはじめ、頭痛・めまい・インフルエンザなど、幅広い内科疾患に対応しています。また、慢性疾患や生活習慣病の管理など、日常の健康維持もサポートいたします。地域の皆さまの 「かかりつけ医」 として、患者さまお一人お一人に寄り添い、丁寧な診療とコミュニケーションを大切にしています。どのようなことでも、お気軽にご相談ください。
動悸は、心臓の鼓動が速く感じられる症状で、呼吸器・循環器・内分泌系など、さまざまな原因が考えられます。 まずは命に関わるような疾患が隠れていないかを確認することが重要です。レントゲン検査や心電図、血液検査などを行い、肺炎や気胸、狭心症、心筋梗塞といった重篤な病気の有無をチェックします。 必要に応じて、COPDや気管支喘息、心臓弁膜症などの慢性疾患についても詳しく検査を進めていきます。
めまいは、体のバランスが取れなくなる症状です。原因は脳や耳など多岐にわたり、中には緊急性の高い病気が含まれることもあります。 脳梗塞・脳出血など中枢神経系の障害によるめまい(中枢性)、耳の異常によるめまい(末梢性)、低血圧・高血圧・不整脈・貧血などが考えられます。特に、意識消失や麻痺を伴う場合は緊急性が高いため、すぐに受診してください。
立ちくらみは、立ち上がった際にふらつきやめまいを感じる症状です。寝不足や体調不良、自律神経の乱れが原因となることもありますが、重篤疾患のサインの可能性もあるため、急に起こったり、繰り返し続く場合は受診をおすすめします。また、貧血・熱中症・パーキンソン病の初期症状として現れることもあります。
脈が飛ぶとは、心臓の拍動が不規則になる状態です。問題ない不整脈もありますが、治療が必要なケースもあるため、心電図やホルター心電図検査で診断します。ホルター心電図とは24時間装着できる携帯型の検査機器で、不整脈の異常を詳しく調べることができます。緊急処置が必要なケースもあるため、自覚症状があれば早めに受診しましょう。
胸部に不快感や圧迫感がある場合、心臓や呼吸器の疾患が原因となっている可能性があります。狭心症・心筋梗塞・不整脈などの循環器疾患や、気胸・COPD・喘息などの呼吸器疾患が考えられます。 また、逆流性食道炎や精神的な不安が原因となることもあります。多くの疾患に共通する症状のため、レントゲン・心電図・血液検査などを行い、原因を詳しく調べます。
高血圧の約80~90%は、本態性高血圧と呼ばれ、塩分の過剰摂取、肥満、飲酒、運動不足、喫煙などの生活習慣に加え、遺伝的要因が複雑に関与して発症します。残りの10~20%は、ホルモン異常など明確な原因が特定できる二次性高血圧です。 高血圧を放置すると動脈硬化が進行し、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まるため、適切な管理が重要です。当院では、患者さまの状態に応じた血圧管理を行い、具体的な目標値を設定しながら治療を進めています。
血液中のコレステロールや中性脂肪(トリグリセリド)が基準値を超える状態を「脂質異常症」といいます。食生活の乱れや運動不足がおもな原因であり、放置すると動脈硬化が進行し、心疾患や脳血管疾患を引き起こす可能性があります。治療の基本は食事と運動の改善ですが、必要に応じて薬物療法を併用することもあります。
糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが十分に機能しないことで血糖値が高くなり、血管や神経に障害をもたらす病気です。長期間放置すると、視力低下や腎不全、神経障害などの合併症を引き起こす恐れがあります。治療は、摂取カロリーを守り、栄養バランスの取れた食事療法や適度な運動を基本とし、必要に応じて薬物療法を行います。
40~74歳の方を対象に、生活習慣病の早期発見と予防を目的とした健診です。身長・体重・腹囲測定、血圧測定、血液検査(血糖値・脂質・コレステロールなど)、尿検査などを行います。異常が見つかった場合は、生活習慣の見直しや適切な治療を行うことになります。受診をご希望の方は、当院まで、お電話にてご予約ください。
通称「メタボ」とよばれるメタボリック症候群(メタボリックシンドローム)は、内臓脂肪型肥満に加えて、高血圧・高血糖・脂質異常が重なることで、動脈硬化が進行しやすくなる病態のことを指します。心疾患や脳卒中のリスクが高まるため、早期の生活習慣改善が重要です。特定健康診断を受けることで、どのようなリスクがあるのかについて把握し、すみやかに必要な対策を講じましょう。
当院は、呼吸器内科に特に高い専門性を持ちながらも、内科クリニックとして幅広い全身の症状を診察しています。「ご家族皆さまのかかりつけ医」として、皆さまの健康を長く支えていきたいと考えています。どうぞ安心してご来院ください。内科全般を診療する「日本内科学会 総合内科専門医」が、患者さまお一人お一人のお悩みに丁寧に耳を傾け、適切な治療を行います。小さな不調も、大きな病気のサインかもしれません。「こんなことで受診してもいいのかな?」と迷わず、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
発熱外来では、当院受診歴の有無に関わらず、37.5℃以上の発熱やかぜの症状(咳、鼻水、喉の痛み)、その他感染症を疑わせるような症状を呈する方の診察を行っています。インフルエンザ迅速検査をはじめ、必要に応じて血液検査やレントゲンなどの追加検査を実施し、適切な診断と治療を行います。当院では発熱症状のある患者さま専用のスペースを確保しておりますが、混雑状況によってはお待ちいただく場合もございます。ご来院の際は、事前にお電話でのご連絡をお願いいたします。
予防接種は、感染症を防ぐための有効な手段です。特に、免疫機能が低下している方や持病のある方にとって、適切なワクチン接種は重症化のリスクを軽減する重要な対策となります。 また、個人の健康を守るだけでなく、集団免疫の形成により社会全体の感染拡大を抑える役割も果たします。さまざまな事情で予防接種を受けられない方を間接的に守ることにもなるのです。 ワクチンの在庫状況により対応が異なる場合がありますので、事前にお電話でお問い合わせをお願いします。
以下の助成対象ワクチンの接種が可能です。対象者や接種方法の詳細は、お気軽にお問い合わせください。
当院では、労働安全衛生法にもとづく各種健康診断を実施しています。年齢や健康状態に応じたプランをご提案し、オプション検査もご用意しています。 各種診断書・証明書の発行も承っております。大田区健康診査と各種検診を2025年7月1日から当院で開始します。大田区から郵送された受診券をお持ちで、当院での実施をご希望の方は電話でご連絡ください。詳細はリンク先の資料をご確認ください。 一般診断書/一般証明書/麻薬・あへん診断書/医療適正診断書/主治医診療報告書/小型船舶操縦士身体検査証明書/領収証明書/自賠責診断書/保険会社提出診断書/会社書式診断書 など
〒145-0062 東京都大田区北千束1丁目53−15 エトワス大岡山1階(旧:村上医院)